Flashビデオが表示されない〜FLVPlaybackのパスについて

3年ぶりくらいにFlashでビデオを実装する仕事をしましたが、
パスについてあやふやになっていたので、
5年くらい前に授業の資料として作ったものを引っ張りだしてきました。

FLVPlaybackのパスについて

Pasted Graphic

このようにすべて同階層に置けば問題ないのですが、
フォルダにまとめる場合パスの仕様がちょっとおかしいので注意が必要です。

Pasted Graphic

FLVファイルはswfからのパス。
スキンはHTMLからのパスになります。

したがって、コンポーネントインスペクタの設定は

Pasted Graphic 4

となります。

 

sakura 2011

一足先に満開の桜をお届けします。

■撮影:井上 祐司(sidevision)
■撮影データ:2011年4月 sony HXR-NX5J
1920*1080 60iで撮影、編集後1280*720プログレッシブにダウンコンバート— 場所: 舞鶴公園

動画がたどった変換の経緯

今回は解像度の話ではなく、フレームレートに関わる内容を少し。

以前、購入したDVDが「PALマスター版を使用したNTSC版のDVD」だったので
少しがっかりしたことがあります。
映像は見る媒体によって変換作業が必要になります。
普段何気なくTVで見ていた映画のDVDも、フィルムからTV用に変換されたものです。
この、別の媒体用に動画を変換するという作業にも様々な考え方・やり方があり、
それによって当然結果も微妙に異なります。

PAL規格は、ドイツで開発され、ヨーロッパ、ASEAN諸国等で利用されるアナログ規格で、
1秒間を25コマで再現します。
一方、映画のフィルムは1秒間に24コマです。
両者には、1秒間に1コマの差があるのですが、フィルムからPAL版への変換は
「1:1」で行なうことが多かったようです。
つまり両者の1コマを同じものとする、という考え方での変換ですから、再生速度が変わります。
PALの24コマ目でフィルムの1秒分は終わり、25コマ目は、本来フィルムの
2秒目の最初のコマが食い込んできてしまいます。

両者の差は4%です。
(24÷25=0.96)

オリジナルの長さが135分の映画があるとすれば、4%分早回しされた
約129分のPAL版DVDが完成します。
音声も早い分ピッチが上がり、オリジナルと比べれば声質や音楽も
若干高くなっています。
この4%の差は、PALへの変換においては、誤差の範囲内という考え方が
一般的であったようです。昨今の状況では、この誤差は大きく感じられるかも
しれませんが、レコードやカセットテープやビデオテープといったアナログの時代では
許容範囲という考え方は当然だったのかもしれません。
ちなみに、フィルムから直接NTSCへ変換する場合はさすがに1:1の考え方では
誤差が大きすぎるため、変換時に補間されほぼ誤差はありません。

「PALマスター版を使用したNTSC版のDVD」というのは、大まかに考えると
・オリジナルフィルム(マスター)
  ↓
・1:1変換の考えで、4%分再生速度が早いPAL版に
  ↓
・PAL版をマスター(この4%分短い時間が正しい)としてNTSCへ変換
という経緯をたどったものだということになります。

版権元が変わったり再販されるときに、オリジナルフィルムから
直接NTSC版が作成されたりすることもよくあるので、
同じ映画でも、内容はカットされていないのに総時間数が異なるDVDが
世の中に普通に流通しています。

直接PALという規格に遭遇する機会はあまりないと思いますが、
このように間接的には多くの方の目に触れているのかもしれません。

(tomoyama)

ブルーレイディスクの「データ用」と「TV録画用」

BDメディアには「データ用」と「TV録画用」があります。
「録画用」に比べ、「データ用」はその1.5~2倍くらい高い
実売価格で販売されていることが多いようです。(2011年6月現在)
では、どこが違うのかというと、どのメーカーのサイトにも明確な記述はなく、
よくある質問などに歯切れの悪い返事がされている程度。
どうも中身は同じということのようです。

1992年から実施されている『私的録音録画補償金制度』により、
私たちはデジタル録音・録画が目的のメディアを購入時、
自動的に補償金を支払っていることになります。
(※各メディアにより実施時期は異なる)

CDの「音楽用」やDVDやBDの「録画用」と明記されたものには
あらかじめ補償金が含まれており、
録画補償金を管理する団体の報告によると、
・メディア1枚につき約1.1円程度
・録画機器1台につき約500円程度
だそうです。

DVDの場合も、当初は「データ用」と「録画用」の2つの区分でしたが、
テレビ放送がアナログからデジタルへの移行期があった為、
コピーワンスやダビング10といった複製をハード側とメディア側で制御する
CPRM(Content Protection for Recordable Media)が加わり、
・データ用
・アナログTV録画用
・地デジV録画用
という3つの区分になりましたが、データ用とアナログTV録画用は
中身は同じものですので実質は2種類です。
放送の仕組みが変わるという大きな変動により、メーカー側は
ハードとメディアの両方を資金を投入し開発する必要があったわけですが、
その結果として「データ用」と「録画用」という本来の区分と補償金制度は
利用者にとっては分かりやすく機能したのかもしれません。

BDメディアの場合は、制度の為だけに新たにコストをかけてメディアの種類を
2つにする必要はないでしょうから、DVDの当初と同じ2区分、実質1種の状態に
今は落ち着いているということでしょうか。

現在、録画機器に関しては
『新たに発売されている機器には、ハード側で複製を管理できる機能が既に搭載されているので、
録画機器は補償金制度の対象外に変更を』、というメーカー側と、
『ダビング10への移行対応(1回から10回に増えたことで緩和したという考え方)の代償と
ハードディスク機器等への適応製品の拡大』を唱える管理団体とで
対立状態が続いており、法の改正も含めた制度の見直しが求められています。

家庭用ビデオで撮影した映像等をBDメディアにと考えた時、「データ用」を購入したくても
その選択が現実的ではない、というおかしな現状も改善されることを望みます。

(Tomoyama)

ブルーレイのVideoスペック

ここ数年の映像機器の変化は本当に激しいものがあります。
今ではビデオカメラはハイビジョンが当たり前となりましたが、
みなさんは撮影した素材をどのように保管しているのでしょうか。

上の表は、Blu-ray Disc AssociationによるブルーレイのVideo公開仕様です。
コーデックは、MPEG-2、MPEG-4 AVC、VC-1の3種が利用でき、
解像度は日本の仕様で考えると4種類用意されています。

1920×1080のフルハイビジョン。
1440×1080は、HDV規格用でしょう。日本の地デジの解像度でもあるのですが、
何故かコーデックはこの解像度だけMPEG-2が仕様では使えないことになっています。
HDVも地デジもMPEG-2圧縮されたデータですから、オーサリング時に
MPEG-4 AVCかVC-1に変換しないといけないことになりますので不思議な気がします。

1280×720は、59.94pが利用できるのですが、この解像度でインターレースは
許されていないので、最初からこのサイズ用に撮影した素材専用という
使い方が主になるのでしょうか。

720×480は、これまでのSD画質も含めることが出来る仕様にということで
16:9だけでなく4:3も利用できるようになっています。
ただし、DVDではOKだったCropped Full D1(704×480)は仕様に含まれていませんので、
このサイズを素材とする場合はリサイズが必要になりそうです。

VHS、ベータ、Hi-8、miniDVなど数年前までは、撮影したテープ自体が
元素材の保管形態と成りえましたが、現在はメモリーカードやハードディスクが主流です。
PCのハードディスクに移して保存しておくか、ブルーレイディスクに焼いて保存か。
これまでの撮影した映像を先のことまで考えてどういう形態で残しておくか
悩ましいところです。

(Tomoyama)