リサイズ方法[C]
まず720×480の横(左右)を計16ピクセル分カットして704×480に
次に704×480を変倍して720×540にする
について考えてみます。
左右の計16ピクセル分カットした704×480がTV画面上で4:3である、
という考えに基づいたアプリケーションで制作した映像という
前提になります。
つまり
・解像度…704×480(720×480)
・画面アスペクト比…4:3
・ピクセルアスペクト比…10:11(横:縦)
704×10=7040
480×11=5280
7040:5280=4:3
を前提にしているアプリケーションの場合にのみ有効な
方法です。
adobeのPremiere ProやAfterEffectsは、CS4からこの規格を採用しています。
参考:
704×480(720×480)のシーケンスにきっちり納まる素材を準備するなら
横の704を固定で考えると
ピクセルアスペクト比…10:11なので
10÷11=0.909090…
480÷0.909090…=528.0000…
704×528となります
(左右16ピクセル分を加えれば720×528)
(tomoyama)
720×480 |
リサイズ方法[B]
まず720×480の縦(上下)に計6ピクセル分を加えて720×486に
次に720×486を変倍して720×540にする
について考えてみます。
SMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が定めたSMPTE 259M-Cという標準規格があり
それが「D1 NTSC(720×486)」というフォーマットで、DV NTSC(720×480)の
上位規格にあたります。
業務用のフォーマットとして利用され、このフォーマットに対応した業務用機器が存在します。
この720×486がTV画面上で4:3である、という考えに基づいた
アプリケーションで制作した映像という前提になります。
DV NTSC(720×480)は、圧縮フォーマットなのでサイズが16の倍数である必要がある為、
縦の486から上下で計6ピクセルカットして480にした規格です。
(※インターレースの順番が関係する場合は、上2ピクセル、下4ピクセルをカット)
つまり
・解像度…720×486(720×480)
・画面アスペクト比…4:3
・ピクセルアスペクト比…9:10(横:縦)
720×9=6480
486×10=4860
6480:4860=4:3
(※DV NTSCも同じくピクセルアスペクト比が9:10である、という考え方)
を前提にしているアプリケーションの場合にのみ有効な
方法です。
adobeのPremiere ProやAfterEffectsは、CS3までこの規格を採用しています。
参考:
720×486のD1シーケンスにきっちり納まる素材を準備するなら
横の720を固定で考えると
ピクセルアスペクト比…9:10
9÷10=0.9
486÷0.9=540
720×540となります
720×480のシーケンスにきっちり納まる素材を準備するなら
横の720を固定で考えると
ピクセルアスペクト比…9:10なので
9÷10=0.9
480÷0.9=533.33333…
720×534となります
(tomoyama)
720×480 |
リサイズ方法[A]
720×480をそのまま変倍して720×540にする
について考えてみます。
そのまま変倍するわけですから
この720×480がTV画面上で4:3である、という考えに基づいた
アプリケーションで制作した映像という前提になります。
つまり
・解像度…720×480
・画面アスペクト比…4:3
・ピクセルアスペクト比…8:9(横:縦)
720×8=5760
480×9=4320
5760:4320=4:3
を前提にしているアプリケーションの場合にのみ有効な
方法です。
FinalCutがこの規格を採用しています。
(※最新バージョンは未確認)
参考:
720×480のシーケンスにきっちり納まる素材を準備するなら
横の720を固定で考えると
ピクセルアスペクト比…8:9なので
8÷9=0.8888888…
480÷0.8888888…=540.00000…
720×540となります(当たり前ですが)
(tomoyama)
720×480 |
以前このブログ内で720×480から4:3へのリサイズ方法について色々書きましたが、
正確な4:3にならない場合が多々あります。
実は、他者が制作した映像を正確な比率にすることは現状では
ほぼ不可能(判別不能)な状態なのです。
若干のズレなので気にしないというのが一番いいような気もしますが
何故こんな事が起きているのかを自分なりに整理してみようと思い調べてみました。
あくまで推察レベルですので参考程度にご覧ください。
まずリサイズ方法について調べていくと、「これが正解です」という方法が
複数存在していました。
1つの非正方形ピクセルの素材をそれぞれの方法でリサイズしてみると
仕上がりは同一サイズなのですが、中の絵柄はそれぞれ若干異なる
という結果がでます。
これらの複数の方法は、大きく分けて3つのアプローチに分類できそう
だという事がわかりました。
切り出した[720×480]の画像を[720×540の4:3正方形ピクセル]にする場合で
考えてみましょう。
リサイズ方法[A]
720×480をそのまま変倍して720×540にするというやり方です。
リサイズ方法[B]
まず720×480の縦(上下)に計6ピクセル分を加えて720×486にします。
次に720×486を変倍して720×540にするというやり方です。
リサイズ方法[C]
まず720×480の横(左右)を計16ピクセル分カットして704×480にします。
次に704×480を変倍して720×540にするというやり方です。
以上の3つです。
(以前、紹介したのは[C]です)
正方形ピクセルへのリサイズというのは、元の状態に戻す作業でもあります。
つまり、映像編集して書き出した逆の作業を行うわけですから
映像編集アプリが、NTSCをデジタルでどう処理しているかに起因し、
それによってリサイズ方法も変わってくるのです。
(tomoyama)
720×480 |
Blu-rayディスクにPAL版が存在するということを最近になって知りました。
Blu-rayにはNTSC・PALという区分は無くなったと思い込んでいたので不思議に思い
少し調べてみました。
ネットで検索してみると
(a)Blu-rayディスクにはNTSC・PALは存在せず、日本の機材でも再生できます
(b)Blu-rayディスクにもPALは存在し、日本の機材では再生できません
という両方の意見が見受けられました。
PALとは、アナログ放送に準拠した規格です。
DVD-Videoには各国のアナログ放送形態に準じた『NTSC』版、『PAL』版が存在します。
(日本はNTSC)
解像度・ピクセルアスペクト比・フレームレート等が異なっており、対応した機材環境でないと
再生することが出来ません。
よほどの映画好きとかでなければ、輸入してDVDのPAL版を手にするということは少ないと思います。
(価格が安い、PAL版でしか出いてない、画質がいい場合がある、といった理由があるようです)
デジタル放送規格のHDTVに対応するBlu-rayでは規格が統一され、映画であれば
フルハイビジョン(1920×1080)
ピクセルアスペクト比…1:1
フレームレート…24p
と何も問題なく再生できるはずです。
(a)の意見は正しいように思います。
では何故(b)のような意見があるか推測してみました。
Blu-rayのリージョンコードは、DVDのものから一新されています。
(リージョンコードとは輸出入を規制するためにメーカー側が地域を区分けしたものです)
例えばイギリスは、DVDでは日本と同じリージョンコードですが、Blu-rayでは別の地域になっています。
再生できないのはPALだからではなくリージョンコードの違いによるものかもしれません。
しかしソフトによってはリージョンオールのものもあり、これが再生できる・できないの意見違いの
一因になっている可能性はあります。
また、Blu-rayはDVDの上位機種という存在で、SD画質の映像も同時に収めることが出来ます。
特典映像等がSD画質のPAL仕様になっているのであれば、日本のハードが対応していなければその部分は
再生することはできないはずです。
つまり、Blu-rayはSD画質(NTSCなら720×480、PALなら720×576)が含まれる場合もあるので
NTSC・PALは存在し、ハイビジョン映像部分はリージョンがあえばPAL版でも再生が可能、
というのが実情ではないかと思います。今後、ハードやフォーマットの対応で、より互換性が上がる可能性もなくはない、程度でしょうか。
ソフトによって表記の有無は混乱を招きそうですし、日本と違って購入の目安の意味合いが強いのかもしれません。
世界中のアナログ放送が終了してもNTSC・PALという区分だけはずっと残りそうな気がします。
(tomoyama)
Tag: Blu-ray, PAL, Video720×480 |