Blu-rayとPALについて

Blu-rayディスクにPAL版が存在するということを最近になって知りました。
Blu-rayにはNTSC・PALという区分は無くなったと思い込んでいたので不思議に思い
少し調べてみました。

ネットで検索してみると
(a)Blu-rayディスクにはNTSC・PALは存在せず、日本の機材でも再生できます
(b)Blu-rayディスクにもPALは存在し、日本の機材では再生できません
という両方の意見が見受けられました。

PALとは、アナログ放送に準拠した規格です。
DVD-Videoには各国のアナログ放送形態に準じた『NTSC』版、『PAL』版が存在します。
(日本はNTSC)
解像度・ピクセルアスペクト比・フレームレート等が異なっており、対応した機材環境でないと
再生することが出来ません。

よほどの映画好きとかでなければ、輸入してDVDのPAL版を手にするということは少ないと思います。
(価格が安い、PAL版でしか出いてない、画質がいい場合がある、といった理由があるようです)

デジタル放送規格のHDTVに対応するBlu-rayでは規格が統一され、映画であれば
フルハイビジョン(1920×1080)
ピクセルアスペクト比…1:1
フレームレート…24p
と何も問題なく再生できるはずです。
(a)の意見は正しいように思います。

では何故(b)のような意見があるか推測してみました。

Blu-rayのリージョンコードは、DVDのものから一新されています。
(リージョンコードとは輸出入を規制するためにメーカー側が地域を区分けしたものです)
例えばイギリスは、DVDでは日本と同じリージョンコードですが、Blu-rayでは別の地域になっています。
再生できないのはPALだからではなくリージョンコードの違いによるものかもしれません。
しかしソフトによってはリージョンオールのものもあり、これが再生できる・できないの意見違いの
一因になっている可能性はあります。

また、Blu-rayはDVDの上位機種という存在で、SD画質の映像も同時に収めることが出来ます。
特典映像等がSD画質のPAL仕様になっているのであれば、日本のハードが対応していなければその部分は
再生することはできないはずです。

つまり、Blu-rayはSD画質(NTSCなら720×480、PALなら720×576)が含まれる場合もあるので
NTSC・PALは存在し、ハイビジョン映像部分はリージョンがあえばPAL版でも再生が可能、
というのが実情ではないかと思います。今後、ハードやフォーマットの対応で、より互換性が上がる可能性もなくはない、程度でしょうか。

ソフトによって表記の有無は混乱を招きそうですし、日本と違って購入の目安の意味合いが強いのかもしれません。

世界中のアナログ放送が終了してもNTSC・PALという区分だけはずっと残りそうな気がします。

(tomoyama)