「AVCHDディスク」と「VCD」
10/27
AVCHDディスクは、ブルーレイの技術を利用して、DVDメディアに
ハイビジョン映像を入れてしまおうという夢のような(?)規格。
(オーサリングして家電プレーヤーで視聴可能という意味で)
メディアがDVDだからといってDVDプレーヤーで見ることは出来ませんが、
現状で最も普及している安価なメディアも利用出来るように考えられた規格です。
ビットレート18Mbpsまでの制限があり、この画質だと30分程度のハイビジョン映像を
DVDに収めることが出来ます。
編集用の元素材としても、極々稀ですが見かけることがあります。
個人的には非常に興味をそそられる規格なのですが、制作や再生環境を考えると
一般的な普及はまだこれからの状況のようです。
10年程前にも似た状況がありました。DVDメディアがまだ高価な頃に、
映像をCDメディアに入れてしまおうという規格、VCD(ビデオCD)。
VCDの映像は、NTSCでは352×240ピクセルで、画質はVHSの3倍モードと同程度ですが、
圧縮形式は「MPEG-1」であるためインターレースがありません。
オーディオの圧縮形式は「MPEG-1 Audio Layer-2」。
ちなみに、認知度の高い「mp3」は、「MPEG-1 Audio Layer 3」の略称
(mpeg3の略というのは間違い)で、Layer-2の上位規格にあたり、
MPEG-1用のオーディオ規格として開発されたものです。
VCDは日本ではあまり一般的ではありませんが(実は多くの日本のDVDプレーヤーが
こっそり再生対応していたりします)、香港、台湾、中国、タイなどでは
現在でもよく利用されているほど普及しているようです。
画質は良くありませんが、DVD-Videoと違ってコピーガードやリージョンコードが
ないので広まったのでは、と言われています。
何となく似た境遇を感じるAVCHDディスクとVCD。
AVCHDディスクは、役割としても発展的な普及が望まれているわけではなさそうですが、
今後どんな変遷をたどるのか、追っていこうと思います。
(tomoyama)